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FreeBSDにapcupsdをインストール、設定した手順を備忘録  

オムロンからAPCの無停電電源装置(UPS)BR400S-JPに買い替えたのでフリーの連携ソフト「apcupsd」を使ってみることにしました。

PORTSから簡単にインストールできるので手順を残すほどのことでもないけどサーバー関係はまごまごしたくないので備忘録として残しておく。
なお、ここでのUPSの使い方はUPS一つにサーバー一つをUSBケーブルで接続するというシンプルな使い方です。
# cd /usr/ports/sysutils/apcupsd
# make install clean


導入するオプションを聞いてくるので「USB_DRV (USB driver suport)」のみチェックを入れる。他のチェックは外す。
apcupsdインストール1.png

コンパイルには
gmake」と「gettext」が必要になります。
もしまだインストールしてない場合は途中で導入を聞いてくるのでインストールします。
apcupsdインストール2.png
apcupsdインストール3.png

インストール完了後

# cd /usr/local/etc/apcupsd
# ee apcupsd.conf

設定する項目は以下です。
UPSNAME : なくてもいいが設定するならコメントアウトを外して設定する
UPSCABLE : デフォルト値を→ usb
UPSTYPE : デフォルト値を→ usb
DEVICE : この項目自体をコメントアウトする
BATTERYLEVEL : 残量がここで設定した数値(%)になるとOSにシャットダウン命令を発行します。
MINUTES : バッテリー駆動残り時間がここで設定した数値(分)になるとOSにシャットダウン命令を発行します。
※BATTERYLEVELかMINUTESのどちらかの条件になるとシャットダウンします。

次にシャットダウンのスクリプトを修正します。
shutdownコマンドのオプションが「-h」になっているのですが、FreeBSDで電源オフさせるときは「-p」を使いますので書き換えます。
# ee apccontrol
doshutdown)
printf "Beginning Shutdown Sequence" | wall
${SHUTDOWN} -h now "apcupsd initiated shutdown"
${SHUTDOWN} -p now "apcupsd initiated shutdown"


サーバー起動時にapcupsdが起動するように設定します。
# ee /etc/rc.conf
apcupsd_enable="YES"


手動で起動する場合は以下のコマンドを手打ちします。
# /usr/local/etc/rc.d/apcupsd start

起動後に以下のコマンドでステータスが取得できれば通信OKです。
$ apcaccess


あとはUPSの電源ケーブルをコンセントから引っこ抜いて /var/log/apcupsd.events にログが記録されるか。
apcupsd.conf」の「TIMEOUT」項目に短い時間(30秒など)を設定して再起動。設定時間に自動でシャットダウンできるかを確認して完了。シャットダウンテスト後に「TIMEOUT」の値を「0」に戻しておくことを忘れないように。

それと、apcupsdはOSをシャットダウンした後にUPSのバッテリー供給を停止してしまうので、パソコン以外が接続されているときに電源が落ちても大丈夫なことを確認してから実施すること


RS 400 BR400S-JP
RS 400 BR400S-JP
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