手回しハンドルで充電できる防災ラジオTY-JKR6の良い点と悪い点 
2022/01/23 Sun.
オカンが「ラジオが欲しい」と言い出した。
我が家は音楽をあまり聴かない家系なのと近年はYouTubeで音楽が聴けるので、ラジオや音楽プレーヤの類はとうの昔に捨てて持ってない。
なぜ今頃ラジオ?と聞くと、夜寝付けないことがよくありラジオが欲しいらしい。
なるほど、そういうお年頃ですね。
ふーむ。今更ラジオかあ。と思いながらネットを眺めていたら防災ラジオというものを見つけました。
これは電源がない状況でも本体の手回しハンドルで発電してラジオが聴けるというものです。
被災時にラジオが必要かどうかわかりませんが、ギミック的に興味があるのと、オカンがラジオを欲しがっているので防災ラジオを買ってみようと思いぽちったのがこれです。
東芝 TY-JKR6-W です。
我が家は音楽をあまり聴かない家系なのと近年はYouTubeで音楽が聴けるので、ラジオや音楽プレーヤの類はとうの昔に捨てて持ってない。
なぜ今頃ラジオ?と聞くと、夜寝付けないことがよくありラジオが欲しいらしい。
なるほど、そういうお年頃ですね。
ふーむ。今更ラジオかあ。と思いながらネットを眺めていたら防災ラジオというものを見つけました。
これは電源がない状況でも本体の手回しハンドルで発電してラジオが聴けるというものです。
被災時にラジオが必要かどうかわかりませんが、ギミック的に興味があるのと、オカンがラジオを欲しがっているので防災ラジオを買ってみようと思いぽちったのがこれです。
東芝 TY-JKR6-W です。
防災ラジオらしく携帯するのに便利そうな付属品が入ってます。
大きさもコンパクト。
iPhone SE(第1世代)と似たような大きさです(厚みは全然違いますが)。
さて、防災ラジオも色々ありますがこれを選んだ理由はというと
●自動選局機能でチューニングが楽
●2種類のライト機能が便利そう
●バッテリーがスーパーキャパシタ
の3点です。
多くの防災ラジオはチューニングがアナログ仕様で、選局ダイヤルを微妙に回しながら周波数を合わせなければなりません。オカンはそういう面倒なことは嫌だと言います。
このラジオはダイヤルではなくボタン式。
シンセチューニング式というんですかね、ボタンを短く押すと周波数が細かく上下し、長押しすると電波を拾うまで自動で検索するという仕様になっています。
年寄りにも楽ちんです。
スポットライトが付いたものは多いですが、このラジオはスポットライト機能とランタン機能の2種類あるというのがポイント。
こちらがスポットライト。
そして、こちらがランタンの明かり。
停電した暗闇の中、ほんわか光るランタンの明かりがいいなと思ったのです。
他の防災ラジオは蓄電機能にリチウム電池などの充電池を採用していますが、私は防災ラジオに充電池は全く向いてないと思うのです。
それは、防災ラジオの使われ方と充電池の相性がとても悪いからです。
充電池は充放電により性能が劣化するうえ、完全放電させると極端に性能が劣化。場合によっては充電できなくなることもあるぐらい致命的なダメージを負います。
そして、使わなくても電気が減る自己放電という欠点もあります。
つまり、満充電しておいても長年放置していると自己放電で完全放電状態になり、バッテリーとして機能しなくなる。ということです。
これを防ぐために、定期的に充電を行ってあげる必要がある。しかも、充電、放電でどんどん性能は低下していく。
これって、防災ラジオの使い方から見てどうでしょう?
防災ラジオはいざとなったときのために普段は使わず防災グッズ置き場に保管しておくという方も多いのではないでしょうか。また、日常使うという場合でも手回しハンドルで発電させて使う人はさすがにいないでしょう。
となると、バッテリーは充電されることなく長期間放置されることになります。
▼以下私の妄想が始まります▼
平和な日常が長年続いていたあるとき、突然襲う大災害。
ネットや電話が寸断され、情報に飢える下々の前で颯爽と防災ラジオを取り出す僕。
皆が神を見つめるような眼差しを向ける中、充電ハンドルをぐるぐる回し、ラジオの電源を軽やかにターン!
シーーーーーン。
無音の壊れかけのラジオ。
先ほどまでの眼差しが白い目に。
充電池が完全放電でお亡くなりになられていたのでした。
▲以上私の妄想終わり▲
そこで、このラジオです。
このTY-JKR6はバッテリーの代わりにスーパーキャパシタを採用しており、まさにこれが一番の決め手でした。
電子回路によく使われている一時的に電気を溜めるコンデンサのもっと容量の大きいものをスーパーキャパシタと呼ぶようです。ようはコンデンサのことす。イルカとクジラの違いのようなもんですかね。なお、英語では日本人の言うコンデンサのことをキャパシタというようです。もうわかりません。
そして、キャパシタとバッテリーでは電気の溜め方が違い、バッテリーが充放電に化学反応を利用しているのに対して、キャパシタは静電気の力で電気を捕まえるように溜めているのだそうです。
化学反応のたびに素材が劣化するためバッテリーは充放電で性能が落ちていく。それに対して、電気的な動作しかしないキャパシタは原理的に劣化しないそうです。
さらに、キャパシタは化学反応を使わないので充電が速いうえ完全放電させても全く問題ないという特徴があります。
●スーパーキャパシタの特徴
・充放電を繰り返しても原理的には劣化しない
・完全放電しても性能が変わらない
・電荷を直接蓄えるので充電が非常に速い
・容積当たりの蓄電能力が充電池よりはるかに少ない
いざとなったときのための道具は「快適に使えるか?」よりも「確実に使えるか?」を重視した方がいいと思うのです。
そういう意味で、電源手段がなくなったときの内臓バッテリーの信頼性はとても重要。
非常時にラジオを使うのに容量の大きいバッテリーは必要ないのです。それよりも、長期間使わず完全放電させても問題なく作動するスーパーキャパシタをバッテリーに採用しているラジオがおススメです。
そんなおすすめなTY-JKR6ですが欠点もあります。最後に私が感じた欠点を書いておきます。
●電池が単4乾電池
電池の中で一番手元にあるのが単3だと思うのですが、これは私だけでしょうか?
●ACアダプターが使えない
これ、なにげに痛いです。
付属されてないというのではなく、そもそも使えないのです。
完全に防災ラジオと割り切った設計なので、コスト削減という意味でいいとは思うのですが・・・。日常使いには非常に不便。
なので、ここはなんとかDIYでACアダプター対応にしてみたいと思ってます。
大きさもコンパクト。
iPhone SE(第1世代)と似たような大きさです(厚みは全然違いますが)。
さて、防災ラジオも色々ありますがこれを選んだ理由はというと
●自動選局機能でチューニングが楽
●2種類のライト機能が便利そう
●バッテリーがスーパーキャパシタ
の3点です。
チューニングが楽
多くの防災ラジオはチューニングがアナログ仕様で、選局ダイヤルを微妙に回しながら周波数を合わせなければなりません。オカンはそういう面倒なことは嫌だと言います。
このラジオはダイヤルではなくボタン式。
シンセチューニング式というんですかね、ボタンを短く押すと周波数が細かく上下し、長押しすると電波を拾うまで自動で検索するという仕様になっています。
年寄りにも楽ちんです。
ライト機能が便利
スポットライトが付いたものは多いですが、このラジオはスポットライト機能とランタン機能の2種類あるというのがポイント。
こちらがスポットライト。
そして、こちらがランタンの明かり。
停電した暗闇の中、ほんわか光るランタンの明かりがいいなと思ったのです。
スーパーキャパシタしか勝たん!
他の防災ラジオは蓄電機能にリチウム電池などの充電池を採用していますが、私は防災ラジオに充電池は全く向いてないと思うのです。
それは、防災ラジオの使われ方と充電池の相性がとても悪いからです。
充電池は充放電により性能が劣化するうえ、完全放電させると極端に性能が劣化。場合によっては充電できなくなることもあるぐらい致命的なダメージを負います。
そして、使わなくても電気が減る自己放電という欠点もあります。
つまり、満充電しておいても長年放置していると自己放電で完全放電状態になり、バッテリーとして機能しなくなる。ということです。
これを防ぐために、定期的に充電を行ってあげる必要がある。しかも、充電、放電でどんどん性能は低下していく。
これって、防災ラジオの使い方から見てどうでしょう?
防災ラジオはいざとなったときのために普段は使わず防災グッズ置き場に保管しておくという方も多いのではないでしょうか。また、日常使うという場合でも手回しハンドルで発電させて使う人はさすがにいないでしょう。
となると、バッテリーは充電されることなく長期間放置されることになります。
▼以下私の妄想が始まります▼
平和な日常が長年続いていたあるとき、突然襲う大災害。
ネットや電話が寸断され、情報に飢える下々の前で颯爽と防災ラジオを取り出す僕。
皆が神を見つめるような眼差しを向ける中、充電ハンドルをぐるぐる回し、ラジオの電源を軽やかにターン!
シーーーーーン。
無音の壊れかけのラジオ。
先ほどまでの眼差しが白い目に。
充電池が完全放電でお亡くなりになられていたのでした。
▲以上私の妄想終わり▲
そこで、このラジオです。
このTY-JKR6はバッテリーの代わりにスーパーキャパシタを採用しており、まさにこれが一番の決め手でした。
スーパーキャパシタとは?
電子回路によく使われている一時的に電気を溜めるコンデンサのもっと容量の大きいものをスーパーキャパシタと呼ぶようです。ようはコンデンサのことす。イルカとクジラの違いのようなもんですかね。なお、英語では日本人の言うコンデンサのことをキャパシタというようです。もうわかりません。
そして、キャパシタとバッテリーでは電気の溜め方が違い、バッテリーが充放電に化学反応を利用しているのに対して、キャパシタは静電気の力で電気を捕まえるように溜めているのだそうです。
化学反応のたびに素材が劣化するためバッテリーは充放電で性能が落ちていく。それに対して、電気的な動作しかしないキャパシタは原理的に劣化しないそうです。
さらに、キャパシタは化学反応を使わないので充電が速いうえ完全放電させても全く問題ないという特徴があります。
●スーパーキャパシタの特徴
・充放電を繰り返しても原理的には劣化しない
・完全放電しても性能が変わらない
・電荷を直接蓄えるので充電が非常に速い
・容積当たりの蓄電能力が充電池よりはるかに少ない
TY-JKR6のまとめ
いざとなったときのための道具は「快適に使えるか?」よりも「確実に使えるか?」を重視した方がいいと思うのです。
そういう意味で、電源手段がなくなったときの内臓バッテリーの信頼性はとても重要。
非常時にラジオを使うのに容量の大きいバッテリーは必要ないのです。それよりも、長期間使わず完全放電させても問題なく作動するスーパーキャパシタをバッテリーに採用しているラジオがおススメです。
そんなおすすめなTY-JKR6ですが欠点もあります。最後に私が感じた欠点を書いておきます。
●電池が単4乾電池
電池の中で一番手元にあるのが単3だと思うのですが、これは私だけでしょうか?
●ACアダプターが使えない
これ、なにげに痛いです。
付属されてないというのではなく、そもそも使えないのです。
完全に防災ラジオと割り切った設計なので、コスト削減という意味でいいとは思うのですが・・・。日常使いには非常に不便。
なので、ここはなんとかDIYでACアダプター対応にしてみたいと思ってます。
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